がっぱ先生を観て・・・

日テレの特別ロードショー。「がっぱ先生」をたまたまやっていました。

大なわの練習を観ながら、小2担任時代を思い出しました。


 様々な訳ありで、急遽そのクラスを担任するよう言われました。

担任初日から違和感を感じたクラスでした。

やんちゃな男子達が言う事聞かず、喧嘩、学習放棄、教室から出ていく・・・前情報は聞いていましたが、そんな表面的な簡単な問題ではなく、もっと大変な空気を感じました。

 担任初日、知てき障がいの児童2名が、周囲の多くの子供達からいじめられていることにすぐ気づきました。

 翌日からすぐ、一人ずつ呼び出し、話を聞き、彼らの口から自分たちが行っている行為が素直に出てくるか試してみました。また、一人一人に、どういう気持ちをもっているのかをとことん聞きました。聞いたのちに、「あなたのその一言、その一瞬の態度が、どういう結果を生んでいるか」を7歳の彼らが納得するまで昏々と話し続けました。でなければ、このクラスは立て直せないと思ったからです。長い日数をかけ、ようやく、皆がゼロからやり直せる・・・。いじめに対する対策は、年齢相応でアプローチを変えなければ絶対に解決しないと確信していました。7歳には、7歳の子供達に理解できるやり方で・・・。そして、同じ歳でも男女でまったく違います。このクラスに関しては女子が完全に大人でしたので、時間がかかりました。


クラスが落ち着いたところで、ようやくスタート。


その後、毎年行われる大なわ大会に向けて練習開始。

 小1までは、お腹が痛い、跳びたくない、跳べない、という理由で見学したり、縄を回すばかりだったり・・・と、いう事が許されたいた!と逃げたい子供達から沢山の訴えがありました。特に悩んだのは、知障を抱えた子たち。私自身、とても悩みました。彼らの努力がどこまで報われる結果を1年間で生み出せるか皆目見当がつかなかったから。

 また、記録を狙うなら、子供たちがこれまで小1でやってきた通り、跳べる子だけが跳んだほうが記録が出るに決まっている。しかし、それじゃクラスの記録じゃないと思いました。まさにがっぱ先生のクラスと同じでした。

私は、1年の時に許されていたクラスの基準を白紙にし、全員参加を呼びかけました。小2でも子供たちはなかなか強いのです。大人のような勢いで訴えますから(笑)


休み時間、毎日のように子供たちと大なわを練習した。

跳べなくて泣く子、ふてくされる子、続出・・・。

でも、頑張っていれば必ず神様は見ている!奇跡が起こり始める!

なわをくぐることさえ出来なかった一人の児童が、入学して初めて大なわを1回跳べ、大よろこび!!!

また、別の一人の児童が、入学して、初めて大なわを1回跳べ、大喜び!!!

何よりうれしいのは、あんなにいじめていた子たちが、彼らの喜びを一緒に大興奮で喜び合う姿!!!

そう、一番大事なのは、回数じゃなくてこれだ!!!

この集団の団結力が起こり始めれば、きっと記録は伸びると信じて疑わなかった。

初めての測定では、30回、それが、60回、80回、ついに100回!!!

クラスの目標がどんどん上がっていく、子供たちも俺たちすげぇ!と自分たちの凄さに酔いしれる。

しかし、そんなんじゃ終わらない!2年生終わるまでに200回いくよ!ととてつもなく大きな目標を担任が提案。

子供たちは「えーーーー!!!そんなの無理でしょーーーー!!!」と一斉にブーイング。

「今、無理と言った言葉を述べたら、絶対に無理でしょ。でも、できると思って頑張ってたら、絶対近づく!」

という言葉に子供たちは素直に乗っかり、また練習を開始。

ドラマのように、そんなに一筋縄にはいかない、でも、着実に記録は伸び続け、最後の全校大なわ大会。

私たちのクラスは、回数ももちろんだが、2年生だからこんなもん・・・という常識に当てはまらない記録を打ち出す!

と皆で「がんばるぞー!オー!」と高らかにかけ声。

一斉にスタートし、ストップの合図。

これまでにない、子供たちの歓声。

もう正確な数字は覚えていないけど、最高記録は、200回を超えていました。

きっと、他のクラスの先生達も、そして、子供たち自身も、このクラスが誰一人外れず全員で跳べる事を思っていなかった練習初日。

自分たちの記録に愕然とし、いつもはとってもうるさいのに、言葉少なめに静かに体育館を去っていった記録測定初日。


こんな日々を超えて、クラスの絆は深まり、そして、子供たちは人として優しくなった。彼らが人の優しさや違いを学ぶことができたのは、このクラスに色んな特徴をもった子供たちが沢山いたおかげなのです。


教え子たちの姿と重なり、涙してしまった、とても素敵な時間でした。

はっぴぃ チルドレン♪~Happy Children♪~

Are you HAPPY? 子供たちは、その子にしか描けない宝物をもっています。 あなたのそばにいる子供たちは、今日しか描けないキャンバスを、その子の意志で、その子らしく、のびのびと描いていますか?

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